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Channel: 木ノ下淳一 アトリエ・キノチッタ ブログ
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とりあえず謝罪

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来たる参議院選挙もあってか、年度末工事が元気です。 現地の定番、「お辞儀の看板」は日本らしい風景。 海外で見たことはありません。

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ここ数年、毎日のように流れる謝罪会見のニュース映像と重ねて見てしまいます。

食品偽装、工事偽装、利益水増し、学校のいじめや自殺隠し、顧客情報流出、会社役員麻薬取締法違反、やらせ報道、同族経営家族の内紛、データ改ざん、タレント解散騒ぎ、タレントの不倫、そして先日のプロ野球選手たちによる賭博・・・
政治家の不祥事会見は多すぎてパス。

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代表的なお辞儀の角度です。マニュアルどおり。
なにが可笑しいのでしょう。ほほ笑みに癒されます。
その手に乗るかい! 通勤、通学の時間泥棒という自覚が足りません。
まったく、沈痛な表情の看板を見た記憶がありません。

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眠そうな人もいます。じっと立っていると、そうなりますよね。
「申し訳ありません」 からは程遠い夢の境地です。

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もう ここはいいから、家に帰って寝なさい。

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ちょっと優しい言葉をかけると、あれっ、上から目線ですか!

「信頼回復のため心血を注ぎます。」
「深く反省。心からお詫び申し上げます。」
「不適切な行為をして、弁解の余地もありません。」
「非礼の数々、どうかお許しください。」
「わたしの不徳の致すところです」
「軽はずみな行動でした。反省しています。」
「つい感情的になってしまいました。」
「本当に本当に申し訳ございません。」

これらの言葉は、日々繰り返される、わたしが山の神に向けて発している言葉です。



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新しい「ペコリ看板」は、バックが反射材の効果をねらって黒ベタです。
どう見ても 顔なしです。表情が読み取れない分、少し不気味。

「工事で皆様に迷惑をおかけしております」 と心から思っているのでしょうか。
最近の謝罪会見と同じです。組織のシステムが悪いのであって、
一連の不祥事の責任を取り引責辞任する必要なし、とする
責任者不在の傾向とマッチした図柄です。

わたしには まだ顔があります。大丈夫です。




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