成人の日、夜のテレビニューストップは、フランスの新聞社襲撃テロ事件に対して表現の自由を守るために立ちあがったデモの様子を映しました。
フランスだけで400万人参加。史上最大規模だそうです。参加した若者たちの中に、自制を求めるイスラム教の若者もおり、その真剣な表情が印象に残りました。
次のニュースは、国内のド派手で騒々しい成人式を取り上げていました。
両者を比較するまでもなく、あまりの違いに愕然。この断層は いったい何でしょう。
後者は、完全に無視すればいいことで、その分、被災地や留学生たちの成人式、また古式ゆかしい元服の儀(加冠の儀)の様式で祝っている神社などを映せばいいんです。つくづくマスコミの“報道の自由„に呆れてしまいました。
本題。
ユルイ成人式の映像を夫婦で見たせいか、自分たちも成人式をしようと思い立ち、急ごしらえの式を夕食後に行う事にしました。
年齢合わせて120才手前の私たち夫婦は、お互い二十歳の時に自分の意志で成人式には出席しませんでした。
(その事によって“はったち障害”にはなってはいないようです・・・ <(_ _)> )
秘蔵の酒を奥から出してきて、ばたばたセッティング。無事ミニ成人式を執り行いました。
結婚式を挙げられなかった老夫婦が、子どもや孫に押されてやる披露宴・・・・・とはまた違うビミョ~な成人式に思ったことは、一生に一度の成人式、暴れてもド派手でも、やっぱりその時にやった方がいいということです。
左の盃:人間国宝・増村益城 ましき作(漆)
右の盃:上野焼の高鶴元初期の作