今日11月29日は、何の日?
「いい肉の日」 なんだそうです。近所のスーパーに行ったら、精肉コーナーのポスターに書いてありました。
私からは、初歩的な語呂合わせが恥ずかしくて、そんなこと、言いにくい ・・・・・
とはいいながら、前回ブログ「11月は、語呂合わせの記念日が多い月」を、まだ引きずっています。やっぱり好きな言霊の世界です。
ところで、精肉コーナーの牛、豚、鶏などを物色し、鮮魚コーナーに移動すると、鯨肉で足が止まります。 何か変だな。
鯨が哺乳類と知りつつも、「鯨」の字の部首が「魚」なので、魚売り場なのかな。ちょっと考えると不思議です。
空飛ぶコウモリ「蝙蝠」や、ニョロニョロ「蛇」、クネクネ「蛸」、そして貝の「蛤」などの字の部首に「虫」が使われているのと同じ疑問です。
クジラ肉、こちら(福岡)では決して珍しくはありません。“まるは”で知られた大洋漁業があった捕鯨の基地、山口県下関に近いこともあります。関連業者が頑張っているのでしょう。
安くはないものの、赤身、さらし竜田揚げ、ベーコン、塩鯨など種類はけっこうあるようです。地元神社の古い絵馬には、玄界灘での鯨漁の絵があったりしますから、古くからのお付き合いですね。(世界文化遺産ですよ。)
日本捕鯨に関しては、縮小や禁止と、海外からの厳しい意見があります。
生態系のバランスや食物連鎖の事など、今出ている予測がどれだけ正確なのか分かりません。が、捕鯨に反対する人たちは、戦後日本の食糧難の時代に、牛肉や豚肉の代用として鯨肉のお世話になったことを忘れてはいけませんね。
酒と言えば日本酒、肉と言えばクジラという時代があったということを、もう一度考えてみましょう。
子どもの頃に食べた鯨の記憶では、今売られている鯨肉より、美味しかった気がします。鮮度を維持する冷凍技術や、流通の問題は今のほうが進んでいるでしょうけれど、半透明の脂身を囲む赤い縁どりのベーコンなどは、小学校の給食に出た時のもののほうが絶品でした。
そう感じるのは、当時のメニューと比較していたから?それとも、鯨の種類?
いやいや赤く染めた縁が、同じようにどぎつく染めた明太子や漬物などと同じく、鮮度をごまかされたり、危険な成分の食紅とは知らずに、美味しそうに見えたからなのか、謎ですね。
プロ野球、横浜ベイスターズの前身球団であった「大洋ホエールズ」が輝いていた1962年頃の話でした。
ブリキ玩具コレクションから鯨のオモチャ(日本・DAITO製)
昭和30年代に造られた輸出玩具。動力はフリクションで、チョロQのように前進します。
進行中に眼と尾ひれが動きます。 全長19㎝ 高さ6㎝
タイヤ、背びれ、胸びれはゴム製です。