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Channel: 木ノ下淳一 アトリエ・キノチッタ ブログ
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思い出の朝顔観察

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2学期が始まり、夏休みの工作を持って登校する小学生の集団を見ました。 おチビさんのなかには、朝顔観察などの自由研究も入っていましたか。

朝顔観察は、夏休み前に下ごしらえがあります。 鉢に土入れ、肥料入れ、種植え、そして発芽。 ある程度の成長を経たのち、いよいよ記録が始まります。 つるの伸び方、葉の形状、寄って来た虫の観察、蕾の確認、花の色、開花時間の観察・・・ そして新聞紙に挟んで作る押し花があります。 (観察日記の提出後も、種採りや、つるを支柱から外す作業が続きます。)

酷暑が続いたこの夏、観察対象の植物が早枯れしたところも多いでしょう。 あとはフィクションか妄想で仕上げます、なんて。 スケッチも、インスタ映えを意識したような表現になっているのでしょうか。

わたしが子どもの時に体験した朝顔の観察日記は、その後続いた引っ越しで処分したのでしょう、今は確認できません。 なぜか、同級生から「親が絵を手伝った」 と言われて、イヤな気持ちになったことを思いだしました。 

今考えると、対象物を良く観察しないで、手が滑ると言うか 手首から先だけで描いていたのでしょう。 同級生の言葉が無かったら、そのまま暴走していたかもしれません。 心に残った戒めの言葉のひとつです。


イメージ 1
朝日を受けるベランダの朝顔     (2018/09/02)

そうそう、妹と朝顔の花をつぶして色水遊びをしたこともありました。 美しい色が意外と早く退色するのをみて、子ども心に儚さを感じたものです。 あれは水彩画の源流でしたね。

イメージ 2
 毎年、種採りを繰り返しているので、愛着を感じます。

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朝顔は、よっぽどのことがない限り右から左に巻き付きます。 支柱ネットから飛び出し過ぎたつるを元に戻す時に、ワザと時計回り・逆巻きにすると、朝顔が困惑しているのが分かります。 植物にストレスを与えてはいけませんね。

第一夫人の祖母の名前が 「ツル」 だったことも、何か遠い縁を感じます。何だかんだ想い出しながら、今朝も つるの誘導を済ませました。






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