前回からの続きです。 もっとベトナムの旅を知りたいというリクエストメールがあったので、シリーズを延長します。
2010年12月26日 ハノイ
ホアロー収容所跡 Hoa Lo Prison
ベトナムの歴史に興味がある方は必見です。19世紀末、仏領インドシナ。 フランス統治時代のベトナム政治犯、独立・愛国運動家たちが収容され、処刑された建物です。
首かせと足かせをされた収監者の写真。
足かせされたマネキンで、当時の収監施設を再現していました。
政治犯の家族でしょうか。 婦人や子供のマネキンもありました。
ギロチン台 フランスの発明品? 断頭台です。
中国やロシアからの見学者が多かったのですが、フランスの人はどう感じるのでしょう。
独房や二人部屋も再現。
実際はもっと暗い空間です。 電燈は無かったでしょう。
処刑されていった人たちでしょうか。 みんな若い。
慰霊碑
ミュージアムショップ
国民から慕われている「ホーおじさん」、革命家ホーチミンの本が目立ちました。
ハノイ中心部の再開発によって、収容施設の建物のほとんどが懐されたそうです。
そのうちの一部が保存され、公開されています。 ここを訪れるのには ちょっと覚悟がいります。
ベトナム戦争時は、北ベトナム政府がアメリカ軍捕虜を収監した施設になります。
フランス占領下の展示と一緒に、ベトナム戦争資料も紹介してありました。
太平洋戦争中、日本軍や日本の民間人による統治時代がありました。
その展示コーナーが無かったように思います。 気づかなかっただけなのか。
次は明るい話題にします。
つづく