写真家 ハービー・山口さんの講演会を九州産業大学で聴講。
高文連(福岡県高等学校芸術・文化連盟)写真部門の主催で、 高校の写真部部員はじめ、一般のハービー・山口ファンも多数参加しました。
先日のブログで、開催中の写真展を紹介しました。 今回会場に展示されていない尾崎豊や松任谷由実の自然な笑顔の写真が壇上のスクリーンに映し出された時は、撮影時のエピソードとともにグッときました。
またイギリスの世界的ギタリスト、ジェフ・ベックやポール・マッカトニーの話題もふられ、世界のミュージシャンと交流し、多くの接点を持つハービー氏の活動の裏打ちに深く感心。 ただ、高校生たち、ジェフ・ベックって何?という反応に、これを機会に聴いてほしいと思いました。これがチャンスです。
パレスチナの写真を見て高校生たちは何を感じたでしょう
約2時間、会場の若者たちに やさしい言葉で人生のヒントを投げかけていました。講演会場の雰囲気を見て、今日のハービーさんは教育者として若者を育てるというより、若者を救うという立ち位置だと感じました。
講演会が終わった後も、若者の進路相談に応じる ハービーさん。
この写真を撮った後、わたしも人生相談にのって頂きました。
話を聴いて やる気が出た写真部員たちが あちこちで撮影会をはじめました。
(ハービーさんの写真展会場、九州産業大学美術館前)
今日は参議院選挙の投票日。 講演会場の近くにも立候補者ポスターの掲示板が立てられていました。
作り笑いのポスターが並ぶすき間、ぽっかり空いている枠に、柴犬や三毛猫、オランウータンやゴリラの顔写真を貼ったら、人間がいかに不思議で妙な動物であるか一目瞭然です。
被写体の人々から静かな眼差しと自然な笑顔を引き出す写真家の話を聴いた後でしたから、あのベニアパネルを思うと情けなくなりました。
参考拙ブログ:
ハービー・山口 写真展