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Channel: 木ノ下淳一 アトリエ・キノチッタ ブログ
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蛍見物と置き去り

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梅雨入り直後で高温多湿、曇空の風なし―― 蛍見物の好条件がそろった日没前、さあ、蛍を見よう と出かけました。
アトリエから車で15分ほど。国道385号を那珂川に沿って上っていくと、筑紫郡那珂川町にあるホタルの名所、中ノ島公園に到着です。蛍の求愛ショー?開演前の公園には子ども連れの家族がちらほら集まっていました。

イメージ 1
蛍が舞う川は写真後方の森の中です。
水が入ったばかりの田んぼでは、蛙が大合唱で迎えてくれました。

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福岡市中心部から ほど近い蛍の名所、中ノ島公園 (那珂川町)。
蛍が見られる30分前の公園の様子 (2016/06/08  19:30)

イメージ 3
手に乗った源氏蛍が飛び立った瞬間です

蛍シーズンには、毎年ここで見物しています。 今年の蛍は例年並みの数でした。 ひとまず安心。

先日、北海道東部の山の中に置き去りにされて1週間、水だけ飲んで生還した小学2年の男の子が話題になりました。 そのせいか、真っ暗な山の中で保護者が子どもの手をしっかり握っていたような気がしました。

わたしが今回発見された男の子と同じ年のころは、最初の写真のような田舎に住んでいました。 田んぼには、タガメやゲンゴロウ、オニヤンマのヤゴにドジョウやマムシなど当たり前に、たくさんいました。 
多少日が暗くなっても、一人でたっぷり遊んでいましたね。親から置き去りにされた記憶は無いのですが、自分から勝手に離れて帰って行ったような気もします。
のんびりした時代でした。

子どもの置き去り・・・ 本当の置き去りは、いろいろ事情があるでしょうけれど、親の離婚や蒸発でしょうか。 辛い話です。

置き去りにされた子どもといえば、是枝 裕和監督の映画  『誰も知らない』(2004年) をオススメいたします。
主役の柳楽 優弥やぎら ゆうや さんが 、カンヌ国際映画祭で、最優秀主演男優賞を受賞。 史上最年少だったことも話題になった映画です。

蛍の名所に集まった親子連れを見ながら、いろいろ思い浮かべてみました。
夜間照明が全くない、上空のかすかな明るさと、スマホのライトだけがたよりの名所です。 いつの間にか川岸で、同行していた家内と はぐれていました。


参考拙ブログ:
初夏の風物詩 蛍 (2013/06/11)
http://blogs.yahoo.co.jp/rrnwy297/55584551.html

田植え風景が描かれた映画 (2014/06/26)
http://blogs.yahoo.co.jp/rrnwy297/56307288.html

そしてカンヌ (2013/05/25)
http://blogs.yahoo.co.jp/rrnwy297/55547810.html






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