庭先にチューリップの球根を植えました。 今回は富山産の球根です。(19日)
春の開花をイメージしながら作業をしていたら、「心の旅」、「虹とスニーカーの頃」、「サボテンの花」 などのヒット曲で知られるポップスグループ「チューリップ(TULIP)」のリーダー・財津和夫さんの顔が浮かびました。地元福岡市出身の作曲家でシンガーソングライターですね。
植えた花と同じ名前のグループ名だから、だけではなく、先日のブログで、同じ名前の「カズオ」さん―― 長崎出身で日系英国人カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞した話を書いた余韻もあり、財津和夫さんの出番となったわけです。
チューリップのシングル盤「サボテンの花」 「虹とスニーカーの頃」 「夕陽を追いかけて」
チューリップのシングル盤 レコードコレクションから
1980年代の頃、福岡市の中央区天神 西通りに、財津和夫さんがオーナーをされていた「Hebe」(ヘーベ) という喫茶店がありました。それはそれは素敵な空間の喫茶店、カフェでした。
珈琲が美味しいのはもちろん、高級ケーキや「ラブオール」製のパイ菓子―アップルパイやバナナパイも人気でした (現在のラブオール店舗:中央区薬院3丁目)。
高い天井から吊るされたお洒落な照明。 洗練されたギャルソンたち。 選ばれし
雑誌と音楽。 最近のカフェ文化を考えれば、時代がやっと「Hebe」に追いついた?
今思えば、早過ぎた出店だったように思います。 そこで出会い、結ばれた人も 多かったことでしょう。
「Hebe」 が常連客から惜しまれながら閉じるときに、表に飾っていた看板を記念品として頂きました。
「Hebe」 周辺には、寄り道する場所がたくさんありました。
すぐ近くに、ミニ・シアター「西通キノ」。 親不孝通りにも「シネテリエ天神」がありました。(博多駅横の交通会館内にあった「ステーションシネマ」 、百道浜TNC放送会館「シネサロン・パヴェリア」を含めれば、当時福岡市にあったミニ・シアターは全て閉館しました。現在は、長浜の「KBCシネマ」のみ。)
天神コア6階に最大規模を誇った「紀伊国屋書店」。 地下にはマニアックな漫画専門店「福屋書店」と、国内外のレコード「文化堂」。 隣のイムズには、輸入レコード「山野楽器」と画材店「山本文房堂」。 エリア・ドゥの「ブルーノート福岡」と 「KBCタワーレコード」。ショッパーズにあった「タワーレコード」と大型書店「リーブル天神」。
老舗岩田屋デパートが経営していた「ピラミッドゾーン」のCDショップと、ジーサイドの「ヴァージンレコード」。 西鉄グランドホテル前の中古レコード「田口商店」 。
紺屋町で親戚がやっている古道具の「悪徳屋」。 大名だいみょうは、アンティ-ク玩具「キッズクラブ」やジャズレコード「キャットフィッシュレコード」。 中古レコード「ボーダーライン」も。 舞鶴には、ジャズレコードの「アーリーレコード」と長浜公園に「ムーンドッグ」。 ロックやブルースに強い「ジュークレコード」は親不孝通り。 いずれの店もオーナーの魅力で通いました。
喫茶店のハシゴは、親不孝通り「屋根裏漠」と、その近くの「風街」。 大名裏手の「フッコ」や国体通りと西通りがぶつかったところの「美美びみ」。福ビル2階は「ニック」と、同ビル地下の「ロイヤル」。同じlく新天町1階2階の「ロイヤル」。 「ばん」「のだ」「和蘭豆」 新天町「プリンス」 警固の「かうひいや」・・・
最後に、大名小学校正門並びの古民家を上手く使った純喫茶「ぷるみえ」と、そのオーナーの遺志を引き継いだ「櫂」。 「ぷるみえ」と「櫂」は、週に2回は通いましたか。 どちらも閉店のお別れパーティー後、看板をいただきました。 その時の仲間たちとは、今もお付き合いがあります。 このことは、後日書きましょう。
参考拙ブログ:
鹿児島の老舗ジャズ喫茶「門」閉店(2017/09/28)
https://blogs.yahoo.co.jp/rrnwy297/57860877.html
https://blogs.yahoo.co.jp/rrnwy297/57860877.html